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学校って何?

 公立小学校の1年生では35人学級になっているそうですが、教育上の明確な効果がないので、かつての40人学級に戻すように、財務省が文部科学省に要求しているそうです。
 これは今日の京都新聞の記事からの抜粋ですが、そうすれば教員数を4000人減らすことができ、年間86億円、人件費を削減できるそうです。
 
 ひやぁ~!

 一人頭200万円ですか?!
 これは安いと言えば安いですが、4000人になると86億円か?!
 
 私たちの頃は1クラス45人、場合によっては46人とか47人のこともあったと思います。
 それが40人になっても、35人になっても大差ないような気もします。
 要は何がしたいのかということです。

 稲荷塾の小学生部は個別指導です。すると1人のチューターが何人の生徒を見ることができるのかということが重要な問題になり、結論的には5人です。
 5人と6人では大きな差があり、6人だと、十分に目が届かないと感じています。
 
 高校数学のクラスの子に補習する場合、同じ分野だったら2人はOK。3人でも何とかなるかなぁという感じです。
 もし違う分野の補習であれば、2人でも結構しんどいです。
 
 つまり同じ形式で算数と高校数学を教えるとしたら、算数だと5人、高校数学だと1人、ということになります。
 
 じゃあ高校数学を一斉授業で教えるとしたらどうでしょうか?
 予備校でやっていたときは、1クラス100人ぐらいいても何の問題もなかったですが、これだと1対1の関係は作れないです。名前も知らない生徒がいっぱいいるということです。
 稲荷塾では上のクラスは10人から15人、下のクラスは5人から10人程度でやっていますが、別に20人になってもそんなに関係の質が落ちたり、授業がやりにくくなったりはしないような気がします。
 でも25人とか30人だったら、ちょっと状況が変わって来るように思います。
 
 小学生に一斉授業をしたことがないので、はっきりしたことが言えませんが、35人、あるいは40人の小学生を引っ張って行くのはかなり大変でしょうねぇ!
 しかも公立小学校だと、レベルの差が相当に大きいだろうし、勢い上位層は退屈し、下位層はついていけないとなるのだと思います。
 
 結局、公立の学校は、「学力を伸ばす」ということにはフォーカスできない体制になっているということです。
 だって、「35人だと金がかかるから40人にしなさい」なんて言っているぐらいだから、稲荷塾方式を導入して1クラス5人にしなさいなんて主張したら、一体何と言われるでしょう?!
 これは無理ですね。
 公立小学校に稲荷塾方式を導入するのは無理です。
 
 だから、学校の役割をもっと小さくすればいいのです。
 「頭のいい子には中学受験をさせるな」(メディアイランド)に書いたように、小学校、中学校なんて午前中に終了するようにしたらいいのです。
 そうして、勉強したい子、スポーツをしたい子、… それぞれのニーズに合わせて、学校がやってきたことを民間に分担させればいいのです。
 そうすれば、子どもたちが自由に使うことができる時間が増え、個々の要求に対するサービスも格段にその質を高めることができるのです。
 
 こんな話をすると、下位層は何もすることがなくなり、非行に走る子も出てくるのではないかという心配をする方もおられます。
 そうかも知れないし、もっと健全な遊びが拡大するかも知れません。
 そんなことはやってみないと分からないので、問題が生じたら、それに責任を持つ人が現れればいいだけのことだと思うのです。

 誰か私と同じ意見の方はいませんか?!



 
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再び「小学校は午前中で終了にすべし!」

 今年の夏休みには、私はどこにも行けず残念でしたが、小学生部の連絡帳を見ていると、かなりの家庭が海外旅行に出掛けたようでした。
 グァム、マレーシア、オーストラリア、モルディブ、ヨーロッパ、イタリア紀行が読めて、楽しむことができました。
 今日はイタリア紀行の一部を紹介します。

 今回の旅行が子供たちに良い影響を与えたと思うことを書きます。
 飛行機から荷物がなかなか出て来ないとか、バスの時刻表がなく、あってもあてにならない、特急列車が入って来るホームが直前まで分からないなど、日本では当たり前だと思っていることが日本以外ではそうでないこと、それに加えて周囲の人々がイライラしていないこと等に気付いたことかなと思っています。
 勉強や生活の面で、日本では当然と思っていることについて、一度「本当にそうなのか?」と考えることも大事なんだと分かるきっかけになったかなと期待しています。
 先生のブログにもあるように、都道府県の暗記や毎日毎日漢字の書き順を覚える宿題が出ること等について、本当はもっやるべきことがあるんじゃないかと思います。

 楽しかったことに関するところは割愛しています。
 それは上の引用の最後の部分に注目してほしかったからです。
 実は、先日「小学校は午前中に終了すべし」という記事を書いたことに対する反響がかなりありました。上の例もそのうちのひとつで、
「小学校で教えるべきことって何だろう?」
と考えてもらっていることが分かります。
 今までは当たり前のことだと考えていたことも、少し視点を変えてみると「あれっ?」と思うようになることがあります。
 小学校のあり方も、真剣に考えるべき段階にきているのではないでしょうか?!

 もうひとつ紹介します。

 先日、参観と懇談会が小学校であり、担任の先生から今学期の学習予定などの話を聞きました。その中で思ったことは、稲荷先生がおっしゃったように午前中で授業が終わればいいのにということでした。実際との差を感じました。
 「小さな数学塾のヒミツ」も再び手にとりました。

 いやぁ~、最後の部分がいいですねぇ!
 「本当に午前中で小学校が終わるようになればどんなことができるだろうかと考えると、わくわくしてくる」というのもありましたし、「夕方からの家族の時間が変わるだろう」という表現もありました。Facebook の「おもしろい友達」は「いっそのこと、中学も高校も午前中にしたらどうか」などと書いていました。

 国民の基本的レベルを上げるための教育が必要な国もいっぱいありますし、教育を受けたいのに受けることができない環境にいる子供たちもいっぱいいます。
 しかし、その段階をはるかに超えてしまった日本にとっては、教育の質を考えないといけないし、そもそも何を目指しているのかを見直さないといけないところにきていると思うのです。
プロフィール

inarijuku

Author:inarijuku
稲荷塾について
東大・京大受験のための数学専門塾

著書:
稲荷の独習数学
教学社 




頭のいい子には中学受験をさせるな
メディアイランド




驚きの東大合格率
小さな数学塾のヒミツ
東洋出版

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