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茨木高校、最終回

 先週、数IIBのクラスで数列のテストをしました。
 ここでは、通常クラスと反転クラスの成績分布がどうなっているかを特に注目しています。
 これまで、三角関数、指数対数関数、数列の3回のテストを実施した結果の推移を見ると、いろんなことを考えさせられます。

 1回目の三角関数のテストでは、概ね反転クラスの生徒が上位を独占していました。
 2回目の指数対数関数では、完全にばらけました。
 そして今回3回目のテストが数列だったわけですが、再び反転クラスの生徒が上位を独占することになりました。それも上位9人までがすべて反転クラスの生徒だったので、通常授業に対して反転授業の優位性が明らかになったと見てよいと思います。
 
 じゃあ、どうして2回目のテストのときは1回目と3回目のようにならなかったのでしょうか?
 それは正直言って、私の失敗です。
 反転授業では、「稲荷の独習数学」を用いて生徒が家で新しい単元を学んで来ます。授業ではそれをテキストを使って演習するという形にしていました。そこで出て来た疑問点に私が答えるようにしていたのですが、回が進むにつれ、みんなの予習レベルが下がって行きました。
 予習レベルが下がると質問も少なくなり、まるで自習監督をしているような授業になりました。
 何とか予習レベルを上げなければならないと思い、授業開始の1時間前に来て、テキストを早く仕上げるようにという指示を出したこともあります。
 小テストをして理解度を確認したり、ポイント講義をして誤解していそうなところを整理したり、過去に学んだ単元からの流れの中で、忘れていそうなところをチェックしたりすべきで、そのための時間が必要なのに、テキストを仕上げることでいっぱいいっぱいになっていたからです。
 だから早く来るように、ということですが、遅れている子に限ってぎりぎりにしか来れなかったりして、結局その子がテキストを仕上げない限り、小テストやポイント講義を始めることができないわけですから、授業をコントロールできないフラストレーションがたまりました。
 結局、1回の授業でテキスト2ページを進むうちの1ページ分は家でやって来るようにという方針に切り替えました。

 はたして、

 これは成功でした。
 2時間の授業のうち、1時間でテキスト2ページ分の演習が終了するようになり、あとの1時間はポイント講義ができるようになりました。
 もう少し頑張れば、小テストの時間も作れるようになると思います。
 実際、みんなの予習進度も早くなり、中には授業でこなすべき2ページ分の演習を終えた状態でやって来る子も出始めています。
 もし、このままエスカレートして、2時間の授業をまるまるポイント講義と小テストに使えるようになったら、すごいことが起こるでしょう!

 そういう中で、今回の数列のテストがあったのです。

 まあ、予想通りの結果になりました。

 通常授業では新しい単元を授業で説明して、それを家で復習するようにと指示するのですが、生徒が家でやるべきことをやっているかどうかという部分に関してはなかなかコントロールできません。ついつい生徒の自覚任せになるのですが、期待通りの取り組みをする子は非常に少ないです。
 
 そういう意味で反転授業は、しっかりできている子もそうでない子も、こちらがコントロールしやすく、そもそも、予習して来なかったら授業に参加する意味がなくなるので、最低ライン自体が高くなります。

 結局、反転授業で通常授業の2倍の進度が実現され、定着度も断然良くなります。
 
 「茨木高校」シリーズが3回まで続き、まだフィニッシュを書いていませんが、今回の内容がその最終回になります。
 つまり、もし茨木高校が反転授業を取り入れれば、高2の夏頃には数IA、数IIB、数IIIの高校過程が終了し、その後は演習に充てることができるので、数学の力は安定し、理科にかける時間も十分に確保できるので、飛躍的に合格実績が上がることでしょう!
 
 しかし、

 茨木高校自体がすぐにそんなふうに変わるとは思われないので、稲荷塾に来てください、ということになるのです。


 
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プロフィール

inarijuku

Author:inarijuku
稲荷塾について
東大・京大受験のための数学専門塾

著書:
稲荷の独習数学
教学社 




頭のいい子には中学受験をさせるな
メディアイランド




驚きの東大合格率
小さな数学塾のヒミツ
東洋出版

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