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使える技術を磨くべし

 こうして毎日ブログを書いていると、突然ネタがなくなることがあります。
 参謀は何かのテーマを決めて、計画的に書いて行かないといけないと言いますが、それが結構難しいのです。
 それで今日もお昼を食べながら、書けへんねん … などと言っていたら、息子がこれを書き、とテーマをくれました。
 
 彼は今、やさしい理系数学(河合出版)をやっています。「やさしい」とありますが、解説はかなり高度です。それにいろんな別解が付いていて楽しめます。そしてその多くは「ふ~ん、そうするのか!」と驚くような内容になっているのです。
 
 それでこの本を推薦しているのかというと、ちょっと違います。
 
 昨年、息子は河合に1年間通い、とても楽しく勉強をすることができました。
 数学ではとても冴えた説明を聴いて、刺激を受けました。
 
 今回「やさしい理系数学」の解説をちらちらと見ながら、ひょっとしたらこれが河合の姿勢なのかと感じています。
 まあ、私の数学の師匠のD先生も河合の講師をしていて、そういえばそういう傾向があったようにも思います。

 D先生については、京大の理学部数学科でドクターまで進んでいます。京大の入試問題だったら、文理合わせて11問(1問は共通問題になっていることが多い)を約1時間で模範解答を作ってしまいます。一緒に問題を解いているとすごいプレッシャーを受けます。
 正直言って勉強の背景がまるで違うのです。
 授業も極めて理詰めで、板書を写したら、それがそのまま参考書になるような内容になっています。
 とても魅力的ですが、まねはできません。

 さて、私が河合の傾向ではないかと感じたこの数学の解説に何か問題があるのでしょうか?
 
 あります。

 聞くには楽しい解説でも、じゃあその技術が現場で使えるのかということに難があるのです。
 その冴えた発想の背景に、どれだけの勉強量があったかを知るべきです。
 受験生の知識レベルとはまるで違う基礎に立っているのです。
 付け焼刃ではまねはできません。

 すぐに上手い手を探してしまうねん。
 と、息子は言います。
 しかし、そんなに簡単に冴えた解法が見えるはずがありません。
 で、結局普通のアプローチに戻ることになりますが、時間的な面で大損をすることになるのです。

 一つの技術をいつでも使えるレベルに引き上げようと思えば、繰り返しトレーニングする必要があります。
 極めて地味な努力をしなければならないということです。
 そうしてまず、間違いなく勝てるレベルに到達すべきです。
 その後は自由です。冴えた解説を読んで視野を広げるのもいいでしょう。
 でも、まずは使える技術を積み上げることが大切で、使えない知識は勝つか負けるかという現場では意味を持たないということです。
 

 
 
 
  
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inarijuku

Author:inarijuku
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